會津名山案内
山  名 安達太良山 アダタラヤマ
標  高 1700m 鉄山 テツザン 1709m
山  域 安達太良山系
山行形態 登山道/積雪期山スキー
登 山 口 沼尻スキー場/奥岳安達太良スキー場
山行時間 駐車場(40分)胎内分岐(1時間40分)祠(5分)石筵分岐
(20分)牛ノ背分岐(15分)山頂(45分)鉄山(5分)避難小屋
(5分)石楠花の塔(40分)胎内岩(1時間)元硫黄鉱山跡
(1時間30分)登山口
山 小 屋 鉄山避難小屋
最寄温泉 沼尻温泉
最寄の駅 JR磐越西線 猪苗代駅
イベント 山開き
そ の 他 野地温泉口 横向温泉口 母成峠口
沼ノ平コースは廃道

 会津地方と中通地方の間に位置する山塊である。高村光太郎の智恵子抄でも「本当の空があ
る山」として有名である。山頂は二本松市に属し会津の山というより中通の山という感じだが
会津からも数本の登山道がある。山頂付近のアルペン的風景がカッコ良く四季を通じて登られ
ている人気のある山である。会津側のメイン登山口である沼尻から船明神山に登り、山頂を踏
んで鉄山を経由し胎内から下山する沼ノ平周回コースを登った。
アプローチ Map

 国道49号線を猪苗代町に向かい、町内から国道115号線を土湯峠方面へ進む。旧沼尻駅
前から県道へ入り沼尻スキー場へ進む。沼尻温泉からスキー場内の林道を登りきったところに
駐車場がある。

沼尻スキー場の登山口 白糸の滝 船明神山へ向かう
後ろに磐梯山 胎内コース分岐 尾根上に松の廊下がある
沼ノ平の縁に出る 1641mの三等三角点 沼ノ平の噴火口
沼の畔を歩く 岩の上の祠 石筵(母成峠)からの分岐
牛ノ背の分岐 牛ノ背 安達太良山山頂

山行案内

 身支度を整え白糸の滝展望台の看板を見て登山道へ入る。展望台までは広い道だが登山道に
入ると傾斜も出て、眼下に白糸の滝を見ながら先ずは船明神山を目指す。一旦平らになると胎
内岩コースとの分岐になるがこれを直進する。目の前には船明神山へ続く尾根が見え、傾斜も
徐々に増してくる。登りきると平らになってこれからは稜線上の気持ちの良い登山道が続く。
足下に沼ノ平の火口が広がりクレーターのようで迫力がある。周囲の展望も良く北側には胎内
岩や鉄山小屋、東に安達太良山の山頂がある。南に和尚山、振り返ると磐梯山が近い。しばら
くは沼ノ平の縁を歩くことになる。大きな岩場の過ぎて小さな沼の畔を歩き、大きな岩を巻く
ように登ると小さな祠があった。雄大な景色を眺めながら、母成峠からの登山道の分岐に出る
と安達太良山まで3kmの標識があった。目の前に山頂の乳首を見ながら牛の背との登山道に
ぶつかり、南に向かって山頂を踏んだ。ここに来ると奥岳からの登山客が大勢いて、賑やかな
二本松側がメインの登山口であり、会津は裏側という感じがする。

峰ノ辻分岐 鉄山山頂 鉄山避難小屋
石楠花の塔 胎内岩くぐり 沼ノ平コースは廃道
元硫黄鉱山跡 駐車場着 湯樋からの登山口

 一旦戻って牛の背、矢筈森の分岐を北へ向かい馬の背を経て鉄山へ向かう。途中、沼ノ平へ
の登山道とくろがね小屋へ下るコースは廃道となっている。少し下って岩場を登ると鉄山の山
頂になる。目の前に鉄山小屋と箕輪山へ続く笹平が広がり、アルペン的雰囲気から変わってた
おやかな草原の稜線がまた安達太良連峰の魅力でもある。鉄山避難小屋は縦走や冬季の登山に
便利な存在で、手入れも良く充分利用可能である。
 鉄山避難小屋からコースは西へ分かれプロペラのある石楠花の塔に向かう。昔、ここに飛行
機が墜落し、その残骸のプロペラだと聞いた。正面に裏磐梯の秋元湖を眺めながら胎内岩へ進
む。足下がスパッと落ちていて注意が必要だが、硫黄川へ続く渓谷に雄大さを感じる。岩の割
れ目の胎内くぐりを抜けて、沼尻温泉の源泉が湧く硫黄川沿いを下る。辺りは大岩がゴロゴロ
し、ボルダリングの場所として知る人ぞ知る場所である。ここから沼ノ平への登山道も廃道の
標識が出されていた。川沿いの登山道を進むと沼尻温泉の湯樋が見える。以前は湯の華を採取
してたと聞いたが今はどうであろうか。元硫黄鉱山跡は出小屋もたくさんあったが壊れている
ものも多い。硫黄川の露天風呂に入っている人もいるが、辺りは火山性ガスの噴出があり注意
の標識がある。ここから湯樋沿いの道を下山することもできるが、春先に白糸の滝の辺りが崩
れていることが多く注意が必要である。一旦登り返して船明神山への登山道に出て下山した方
が無難である。(S)

2009/10/18 記録
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