會津名山案内
旭 岳
山  名 旭岳 アサヒダケ(赤崩山 アカクズレヤマ)
標  高 1835.2m 甲子山(カシザン)1549m
山  域 那須山系 中央分水嶺(甲子山)
山行形態 登山道(踏み跡)
登 山 口 下郷町南倉沢 甲子峠
山行時間 甲子峠登山口(40分)旧甲子峠分岐(15分)甲子山山頂(15分)
縦走路新道分岐(5分)水場(15分)旧道旭岳分岐(35分)
旭岳(赤崩山)山頂(2時間)下山
山 小 屋 坊主沼避難小屋
最寄温泉 甲子温泉 弥五島温泉郷の湯
最寄の駅 会津鉄道 下郷駅
イベント
そ の 他 大峠から須立山経由

 那須連峰の北部縦走路で一際目立つ山が旭岳(赤崩山)である。ピラミダルな山容がカッコ
良く山頂付近がガレてアルペン的な風貌を見せ、邪魔にも感じる尾根の西にある反射板(電波
用らしい)が良い目印になっている。旧田島町や会津側から那須連峰に登ると必ず目に入る。
しかし本山には基本的に登山道は無い。が、登山道とも思えるしっかりした踏み跡がある。会
津百名山では西郷村の尽力により登山道が開かれたとあるが、登山者に聞いてみると公式なも
のでは無いのではないかという答えが多い。現に標識には「旭岳への登山道はありません」と
記載してある。あの登高意欲をそそられる山容から、多くのファンが登ることによりいつの間
にか道が出来てしまったと理解する方が良いのかもしれない。山頂には大展望が待っている。
アプローチ Map

 国道121号線(湯野上まで118号線)を下郷町の楢原へ向かい、町内から左折して国道
289号線に出る。標識には白河方面通行不可となっているが構わず南倉沢へ進み、集落を越
え付け替え道路をトンネルの手前から左折し旧道に入る。旧道は手入れがされておらず軽4W
D車が便利である。峠は広場になっていて車数台は駐車可であるがここで道は遮断され西郷村
へは行けなくなっている。峠から少し戻り、南へ甲子山に続く那須連峰北部縦走路へ入る。
 新しい甲子トンネルを抜け、甲子温泉からの登山道に出る道があるのでこれを利用すること
も可能である。

国道289号線(甲子林道)通行止めの標識 甲子峠からの登山口 ピークから甲子山と旭岳
二つ目のピークにある標識 気持ちの良い樹林帯を歩く 旧甲子峠分岐(甲子温泉)
甲子山への登山道 甲子山山頂から旭岳 山頂の展望図

山行案内

 甲子峠から南へ甲子山の看板を見て登山道へ入る。「注意 旭岳への登山道はありません」
と標識に記載され、公式な登山道では無いので自己責任の領域であることを了解しなければな
らないだろう。直ぐにピークに出て正面にはこれから登る甲子山や旭岳が良く見える。少し下
りもう一つのピークから更に下り樹林帯の中を旧来の甲子峠分岐まで進む。分岐までは大きな
アップダウンは無く比較的平坦で歩き易い。笹が被さってうるさいところもあるが不明瞭では
ない。旧甲子峠で甲子温泉からの登山道とぶつかる。さすがに表街道らしく登山道が広くきれ
いだなと感じる。右に折れここから少しガレた登山道を登ると、程なく甲子山山頂へ着いた。

ウメバチソウ 新道の分を旧道へは直進 水場は右へ下る
ガレ場を登る 旧道と旭岳の分岐 山頂を見上げる
トリカブト 山頂直下の平坦地から見上げる 坊主沼避難小屋を見下ろす
二岐山の奥に飯豊連峰 旭岳(赤崩山)三等三角点 黒羽山の会で付けた標識
裏那須の山々 三倉山の奥に燧ケ岳 甲子山から近道
新しい甲子トンネル 西郷村側の受電設備 甲子温泉からの登山道にぶつかる

 甲子山山頂には大きな標識と展望図が置かれ、南側には旭岳が大きく聳えますます登高意欲
をそそられる。岩肌は赤くガレていて「赤崩山」の別名はここから来ているのだろうと思われ
る。良く見ると東側の尾根には道らしき筋が山頂まで続いているのが見える。さらに一旦下り
樹林帯に入ると分岐があり、左に折れて旭岳の東側を巻くように新道が作られた。旧道には赤
テープが張られ標識にも入らないよう記載され注意を促している。旭岳に登るにはこれを無視
し直進する。水場の標識を過ぎると土の出た急斜面を登る。ロープも張られているが新旧絡ま
っている。平坦なところに出るとまた分岐になって、左は旧縦走路と右は旭岳への道に分かれ
る。ここからは樹林帯を出て踏み跡は傾斜を増し潅木を掴みながらぐんぐん高度を稼ぐ。右手
は三輪滝沢の源頭になっていて切れ落ちている。山頂を見上げながら一歩一歩急坂を登ると平
坦地に出て左下に坊主沼避難小屋が見えた。後から聞いたが今建替え中とのことで茶色い小屋
の脇に青い屋根らしきものが見える。痩せ尾根を通過しシャクナゲの群落の中を登り詰めると
三等三角点があった。
 旭岳山頂からは360度のパノラマが広がる。南には流石山から三倉山の稜線、その後ろに
燧ケ岳も見える。三本槍岳から東側は雲が湧き出てきて良く見えない。北側は雲海になり二岐
山の後ろに飯豊連峰の御鏡雪が確認できた。西には旧田島町が足元にある。どうやら関東地方
の天気予報は下り坂らしく東から雲がどんどん湧いてくる。山頂からの展望を充分楽しんで往
路を下山した。帰路、甲子山山頂から少し下ったところに近道があり旧甲子峠を通らずに林道
の登山口へ戻った。(S)

 新しい甲子トンネルを抜け西郷村に出て甲子大橋の手前直ぐ左側に駐車スペースがある。そ
この受電設備脇のフェンス沿いに北へ進むと道があり、数分で甲子温泉からの登山道に出られ
る。ここを基点に甲子山へ登れば甲子温泉から登るより標高が稼げて楽である。

2008/09/10 記録
2008/11/12 更新
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