會津名山案内
山  名 鏡山 カガミヤマ
標  高 1338.9m
山  域 飯豊山系
山行形態 山開き/残雪期
登 山 口 西会津町奥川 弥生口
山行時間 駐車場(40分)登山口(20分)弥平四郎分岐(20分)清水(20分)
七森峰(40分)鏡山山頂(1時間20分)登山口
山 小 屋
最寄温泉 ロータスイン
最寄の駅 JR磐越西線 徳沢駅 西会津町民バス 西会津タクシー
イベント 地区開催鏡山山開き 弥生地区旧分校跡 参加費500円
そ の 他 弥平四郎口 祓川口(上ノ越)

 西会津山の会が主催運営している和気藹々とした楽しい山開きである。今年で11回目の開
催で比較的新しいイベントであるが、例年150名程度の参加があり人気が高い。この山は豊
かなブナの森と飯豊連峰の絶景が魅力で、シーズンを通し多くの登山者が訪れている。今回は
生憎の天気予報で予約のキャンセルが相次ぎ少人数の参加となってしまったが、展望は得られ
なかったものの霧の中の幽玄なブナの森を楽しめた山行であった。
アプローチ Map

 国道49号線を新潟方面へ向かい、会津坂下町から山都町へ出て、国道459号線を宮古か
ら西会津町奥川方面へ進む。国道459号線の真ヶ沢から右折し、極入集落の外れから左折し
橋を渡って弥生地区に入る。山開きの式典は旧弥生分校跡で行なわれる。車で行く場合、以前
は久良谷沢林道を登山口まで車で入れたが所々崩れたり落石があり、Uターン可能なところで
車を停めるしかない。

西会津山の会主催者挨拶 林道ゲート前でテープカット 林道駐車場
登山口 登山道を登る ムラサキヤシオが咲く
弥生・弥平四郎分岐 左下に水場 久良谷沢の源流
七森峰 残雪上を歩く 鏡山山頂

山開き案内

 林道のゲートから登山口の手前まで会の車に揺られ、1時間程度の林道歩きを省略させてい
ただいた。久良谷沢に沿った林道はサワグルミ・トチ・ホウノキ等の広葉樹が生い茂る中に付
けられ、登山口まで40分程歩かされたが気分の悪い林道歩きではない。久良谷沢の支流に架
かる橋を渡って登山道に入る。急坂ではないが徐々に高度を上げるとブナの大木が目立ってく
る。足元にはイワウチワの葉がたくさんあって、もう少し早ければ見事な群落が見られただろ
う。平坦になってくると弥平四郎口からの登山道とT字路にぶつかり、見事なブナの前で先ず
は休息したい。新緑のこの季節、辺りは原始の森の様相で山中にいることが心地よく思える。
 更に県境稜線へ向かって登り始める。「清水」と書かれた看板を見つけると左へ下れば水場
がある。清水は久良谷沢の源流となっていて地中から湧いている。水分を補給しもうひと登り
で七森峰と呼ばれるピークに出る。飯豊連峰が正面に臨め好展望な場所であるはずが、残念な
がら雲の中である。ここから県境稜線上を一旦大きく下りまた登り返して更にピークを越えま
た下る。残雪も出てきて迷いやすいが北へ向かって赤テープを忠実にトレースすれば登山道へ
戻れる。この辺りも好天時には展望の良い場所であるがやはり何も見えない。
 最後の登りを踏ん張れば森が切れて三等三角点のある山頂へ着いた。天候は意外に持って曇
天でも寒くは無い。心の目で景色を楽しみながらお昼にすると、三国岳から来たという登山者
が上ノ越から登ってきた。初めての登山者も居て飯豊連峰のすばらしい眺めを楽しめず残念が
っていたが、また鏡山に登る口実ができたと物事は考えようである。

ブナの大木を見上げる イワナシが咲いていた 残雪の近くにイワウチワ
タチツボスミレの中を歩く 西会津ケーブルTVの取材 弥生分校跡と鏡山登山口の分岐

 下山は往路を戻ったが、唯一弥平四郎コースとの分岐を直進してしまう登山者もいるらしく
注意が必用である。すばらしい飯豊連峰の眺めは次回に譲り、豊かなブナの森を楽しんだ山行
であった。悪天との予報も霧雨程度で意外に崩れず、山の天気は現地に来てみないと分らない
ものである。国土地理院の2万5千分の1地形図に久良川コースの記入はないが、GPSでデ
ータを取っておいたので参考になるだろう。(S)

2008/05/25 記録
GPSデータ
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