會津名山案内
笠倉山
山  名 笠倉山 カサクラヤマ
標  高 994m
山  域 会越国境山脈
山行形態 藪山
登 山 口 只見町 清水平口
山行時間 駐車場(20分)取付(3時間)稜線(10分)山頂(2時間)下山
山 小 屋
最寄温泉 大塩温泉
最寄の駅 JR只見線 会津塩沢駅
そ の 他 早春は林道の除雪に問題あり晩秋が適期と思われる

 会津三山マッターホルン(蒲生岳・土埋山・笠倉山)という名あると聞くがその一つ、し
かし本山には全く登山道が無い。約3時間の急峻なヤブ漕ぎの末、待っていたものは目の回
るほどの絶景、ヤブとの格闘が報われる登り甲斐のある山である。
アプローチ Map

 国道49号線を新潟方面へ向かい、柳津町から国道252号線に出て只見町へ進む。河井
継之助記念館の手前にある橋のたもとから右折し、JR只見線の踏み切りを渡り林道塩沢線
を終点まで進む。途中、廃墟になった間欠泉の小屋があり、駐車場の清水平には車が10台
程度止めるスペースがある。

塩沢林道から笠倉山 間欠泉の小屋 「馬尾滝」山道入り口
杉林から登山開始 ヤブを漕いで登る 枝を輪にした目印が続く
尾根の合流点、幹に切り付け 痩せた稜線を進む 笠倉山三等三角点山頂

山行案内

 駐車場で身支度を整え、馬尾滝の道標のある山道へと入って行く。道は塩沢川に沿って付
けられ、辺りにはユキツバキが群生している。
 登り口の目安として杉林から尾根に取り付く東側のルートと、笠倉沢に廻り込んで北側か
ら登るルートを取れるが、今回は会津百名山で案内している杉林からのルートを登ることに
した。
 山道は歩きやすく、20分程で杉林を通り過ぎて笠倉沢出会いまで出てしまった。少し引
き返すとすぐに、木の枝に赤テープを発見できた。杉林は意外に薄く、いきなり急登のヤブ
が始る。それでもブナの森に入ると林床には下草が少なく歩きやすいもののまたすぐヤブに
戻った。森の所々を探すと新旧2〜3本の赤テープを探すことができるので助かるが、人の
入った形跡は少ない。先行が鉈で小木を切りながらの登山で進める距離も限られる。登山道
のありがた味が良く分かる等と、戯言を交えながら急坂を登る。
 途中、面白いものを発見した。潅木の枝を輪にして目印にしている。赤テープの代わりに
それに従って登った。標高が高くなるとリョウブやクロモジ等の潅木帯になってきて、また
行く手を阻まれる。尾根も痩せてきてガレ場が現れ、木々に掴りながら何とか踏ん張る。右
手に大きな松の木がある尾根が見える。標高950m付近でその尾根と重なり、稜線上に出
た。
 そこには目の回るような展望が現れたが、山頂までの稜線は馬の背で両側はスパッと切れ
落ちている。観望は山頂に着いてからと、慎重に稜線を通過し三等三角点を踏んだ。

北部の会越国境の山々 遠く守門岳方面 浅草岳を望む
柴倉山・鷲ヶ倉山・蒲生岳の只見三山 塩沢林道入り口 笠倉沢出会い

 山頂からの展望はすばらしく、山の陰にまた山と数え上げたらお昼にする暇も無い。新潟
県境稜線の山々、守門山、浅草岳の奥に越後三山、手前に鷲ヶ倉山、蒲生岳更に栃木県境の
山々と山座同定に時間も忘れてしまう。
 いつまでも眺めていたかったが下山は登山より迷い易い。赤テープを目印に往路を慎重に
下った。(S)

2006/11/26 記録
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