會津名山案内
山  名 高陽山 コウヨウザン
標  高 1126.5m
山  域 会越国境山脈
山行形態 登山道/残雪期
登 山 口 西会津町 中ノ沢
山行時間 登山口(15分)浄水場(20分)水源地(15分)祠(1時間30分)
山頂(2時間)下山
山 小 屋
最寄温泉 ロータスイン
最寄の駅 JR磐越西線 群岡駅
イベント
そ の 他 大出戸より県境稜線ルート

 会津盆地から見ると飯豊連峰の西に一段低く黒い山があるのが分かる。県境稜線上に位置し
ブナの森の豊かな山であるが、下部は伐採が進み痛々しい。10年ほど前に大出戸から県境稜
線を登り登山道を下山したことがあったが、稜線上の踏み跡は藪に戻りつつあるようだ。中ノ
沢集落から登山道を利用するのが一般的で、尾根からは豊かなブナの中を歩く気持ちの良いコ
ースである。山頂は樹林帯で展望は良いとは言えないが、会津の里山らしい風情のある意外に
人気のある山である。晩秋の紅葉を楽しみながら秋の恵みに預かって、昔を懐かしんだ登山で
あった。近くに万治峠があり時間が許せば訪れてみたい。
アプローチ Map

 国道49号線を新潟方面へ向かい会津坂下町から山都町へ出て、国道459号線を宮古から
西会津町奥川方面へ進む。国道459号線の真ヶ沢から左折し豊島地区へ向かう。奥川郵便局
から右折し高陽根(かやね)地区の中ノ沢集落へ出る。消防屯所を目印に、シーズン中は林道
のゲートが閉まっているため向い側の集会所へ車を置く。それ以外は林道を奥まで進んで右に
折れ、砂防ダム手前に車2台ほどが停められる広場があり利用可能である。消防屯所からここ
までは徒歩で30分程度必要である。

中ノ沢地区消防屯所 林道駐車場 砂防ダム
泥濘の道を進む 木の架け橋 高陽根簡水水源地
十五夜沢沿いを歩く 水源地 山頂を望む
中ノ沢造林組会の標識 県境稜線方面を望む 風化した祠

山行案内

 十五夜沢に沿った泥濘のある登山道を右手に砂防ダムを見ながら杉林の中へ入って行く。ナ
ラの森に変わり沢に架かる木の橋を渡ると高陽根地区の浄水場に出る。登山道に沿って黒いホ
ースが水源地まで続いている。沢沿いの登山道を紅葉を楽しみながら歩くとブルーシートで覆
われた水源地に出る。ここの清水を浄水場まで引き地区の水道へ供給しているようだ。近くに
熊除け用の釜が吊るしてあったが、朽ち果てて音が良く出ない。中ノ沢造林組合の立ち入り禁
止看板を過ぎるとナラの森が切れ伐採地へ出る。辺りが開け奥川地域の展望もあるが何となく
違和感を感じる。植林が行われているわけではないので自然林に戻りつつあるような状態かも
知れない。少し登ったところに祠らしき石が風化し佇んでいた。また杉林が出てこの先はブナ
の森に植生が変わっていた。

急坂が続く 落葉したブナの森 平坦になってくる
山頂にある祠の前 二等三角点 BSアンテナに書かれた高陽山の看板
奥の展望台 県境稜線登り口 実川渓谷森林公園の表示板 万治峠入り口

 登山道は沢筋から尾根に乗り、急に傾斜を増し急登になる。落ち葉を踏みしめ一歩一歩高度
を稼ぐ。ブナの森にカラ松が混じり、高度を稼ぐごとに木々が落葉して晩秋の様相を見せ始め
ると傾斜が徐々に緩やかになってきた。盛り上がった土の下に祠が正面に見えて山頂に到着し
た。祠の裏側には二等三角点とBSアンテナに書かれた山頂の看板があり、良くもここまで運
び上げたなと関心する。山頂には昔の道が交差し、奥が少し刈り払われているものの曇天で飯
豊山の姿を望むことはできなかった。山頂から西へは昔通れた道型が県境稜線に沿って残って
いるようであるが、途中で藪になっているだろう。暖かいラーメンでのんびり昼食、帰路は山
の幸を少しいただきながら往路を下山した。(S)
 国土地理院二万五千分の一地形図に登山道の記載は無くGPSデータを参照のこと。

2008/11/09 記録
GPSデータ
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