會津名山案内
山  名 尾白山 オジラヤマ
標  高 1398m
山  域 会津朝日・駒山塊
山行形態 登山道/残雪期
登 山 口 旧伊南村 宮沢口
山行時間 登山口(45分)小塩口分岐(40分)稜線(15分)展望台(45分)
前衛峰(20分)旧雨量観測所(15分)山頂(2時間)下山
山 小 屋
最寄温泉 赤岩温泉 きらら289
最寄の駅
イベント
そ の 他 小塩口

 国土地理院二万五千分の一地形図に山名の記載は無いが、伊南小の校歌に歌われているほど
地元に密着した里山である。会津百名山発刊の頃は登山道も無く超上級の藪山であったが、近
年登山道が開かれたと聞いた。秋の紅葉を楽しみに登山道の確認に出向いてみた。道はきれい
に刈り払われているが、まだ間もないためか切り株で安定しないところもあるものの充分立派
なものであった。急峻な登りが多く汗を絞られ、尾根の痩せているところもあるがこれといっ
て危険箇所も無く超上級が中級の誰もが楽しめる山になっていた。好展望で山の幸も豊富な味
わいのある山だと感じた。尾根道なので水場は無く水筒は忘れずに持参したい。登山口は小塩
口と宮沢口の二つが作られ尾根上で合流する。今回は宮沢口から登った。
アプローチ Map

 国道121号線を田島町へ向かい、国道289号線に出て南郷村へと進む。山口地区から国
道401号線を伊南村へと出て古町から右折し、伊南小の前を通り伊南川を渡る。直進すれば
小塩口に出るが左折し、千刈集落の電波搭を目印に進み宮沢公民館から右折して林道に入る。
林道は二分するが直進し左下あるイワナの養殖所を越え林道を終点まで、終点は広場になって
いて車は5台程度駐車可能である。

林道駐車場 登山口 尾白山を望む
尾根に出る(官民境界) 尾根を登る 小塩口との分岐
前衛峰と尾白山 稜線に出る 会津百名山ルートの取り付き?
見晴し台から伊南の町並みと唐倉山 急坂を登る この先難所 前衛峰

山行案内

 林道の終点から尾白山登山口の標識を見てナラの森に入る。登り初めからいきなり急峻な登
山道が尾根まで続く。道は広く刈り払われ、所々境界杭があって官民の境になっているようで
ある。樹林帯の登山道は気持ち良く色付き始めた木々が秋の心地よさを深めてくれる。一旦平
坦になって左手に木々の間から尾白山と前衛峰が見え隠れする。沢を挟んで北側から巻くよう
なイメージで登山道が付けられている。尾根上は意外に痩せていているが道型はしっかりして
いて迷うようではない。急峻な坂を登るとまた平坦になって小塩口からの分岐に出た。
 辺りはブナの森に変わり、もみじの色づきもより深くなってくる。登山道はますます傾斜を
増し稜線へと続き、相変わらず左手には前衛峰があり近づくもののまだ遠い。急峻な坂を登り
切ると平坦になって稜線上に出た。ようやく丸山も姿を現しここからの歩きも気持ちいい。ブ
ナの森は樹間も広く盛りを迎えた紅葉と相まって心地よく、足元の落ち葉が柔らかい。正面に
前衛峰を見るところに見晴らし台のように刈り払われた場所があり、眼下に伊南の町並みが見
える。唐倉山の奥に二岐山、遠く栃木県の山々も望める。ここからの歩きは好展望で気持ちい
いが、前衛峰へ登る手前にこの山で一番の難所ともいえる急坂がある。岩場の痩せ尾根で、両
手両足を使い潅木に掴まりながら慎重に歩を進める。下りはもっと注意が必要である。一般登
山道として紹介するなら恐らくトラロープが必要な場所だろう。

山頂を望む 旧雨量観測所 丸山を望む
山頂から派生する尾根 尾白山山頂 山頂図根点
三ツ岩岳方面 大博多山 宮沢集落から林道入り口の標識1.5km

 前衛峰は小さなピークに過ぎずこれと言った特徴も無いので先へ進む。少し下ってまた登り
返すと旧雨量観測所がある。コンクリートブロックで作られた1.5坪ほどの小さな小屋と電
柱があり目印となるが、鍵が掛かっていて中へは入れない。また小さなピークを登るといよい
よ山頂が正面にあり、その後ろに丸山も見える。最後の坂を登り切って小さな標識のある山頂
へ着いた。山頂からは360度のパノラマで南には三ツ岩岳、ぐるっと栃木県境の山々から大
嵐山や田代・帝釈山、北は大博多山がすぐ近くにあり西に只見町の蒲生岳もうっすら見える。
高曇りでピーカンでは無いため遠くの山々は望めなかったが、一等三角点のある隣の大博多山
より展望が良いのではと思えるほどであった。山頂から丸山へは藪で無雪期は厳しいと思うが
その先の山毛欅沢山へも尾根続きで残雪期に計画するのが良いだろう。
 山頂でゆっくり昼食後のんびり往路を下った。次回は春先にでも小塩口から登ってみたいと
思っている。
 尚、登山道はGPSデータを参照いただきたい。(S)

2008/10/26 記録
GPSデータ
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