會津名山案内
鳥屋山
山  名 鳥屋山 トヤサン
標  高 580.6m 一等三角点補点
山  域 会越国境山脈
山行形態 登山道/山開き
登 山 口 喜多方市高郷町 荻野口軽沢口
山行時間 漆窪登山口(1時間30分)太夫岳 第二見晴台(30分)山頂
(1時間30分)下山
山 小 屋
最寄温泉 ふれあいランド高郷
最寄の駅 JR磐越西線 荻野駅 登山口まで徒歩30分
イベント 山開き JR荻野駅 8時受付
そ の 他 西会津町軽沢口 野沢駅からバス有 

 会津で一番最初に山開きをする山、早春の登山道を彩るカタクリの花、そして残雪の飯豊山
展望台と低山ながら一等三角点があり、会津盆地や周囲の山々が見渡せる山である。第一見晴
台までは急峻な登りが続き、太夫岳を経て山頂までの稜線歩きが気持ち良い。荻野口から軽沢
口まで縦走し戻ることも時間的には充分可能である。生活の場としての畑や植林地があり、会
津の里山の風情そのものである。
 登山口となる漆窪地区は、阿賀川に沿った旧来の越後街道に面した集落である。集会所近く
にはかつて茶屋があり、化石採掘場へ向かう途中に一里塚跡もある。住民ほとんどの苗字は「
須藤」で、歴史を紐解くと只見町の横田にある中丸城(山内豪族)に仕え、伊達政宗の侵攻に
より負けてここへ逃げたと聞いた。
アプローチ Map

 JR利用の場合は磐越西線荻野駅、車では国道49号線を新潟方面へ向かい、会津坂下町塔
寺から、または西会津町野沢から高郷村へ入る。駅の広場で式典が行われ、漆窪集落の集会所
が駐車場として利用できる。国道49号線沿いの西会津町軽沢地区へ車を廻しておけば縦走も
可能となる。また、林道漆窪−軽沢線を利用し歩いて戻るコースも組める。

県道西会津線から漆窪集落へ 集会所の駐車場が使える 林道からの登山口 林道は軽沢集落まで続く
農道を歩く 力清水は何とか汲める 第一見晴台への階段
第一見晴台 稜線歩きが始まる 太夫岳(第二見晴台)
第一見晴台の後ろに飯豊山 弘法清水の分岐 弘法清水夏には枯れてしまいそう
一等三角点山頂 周囲にも咲くカタクリ


山行案内

 漆窪集落を過ぎ、林道の途中にある鳥屋山登山口の大きなカンバンを右に入ると畑の中をし
ばらく進む。途中、力清水(崩れているが水は確保できる)があるので先ずは喉を潤したい。
杉林を過ぎたあたりからカタクリの群生が現れ、足元を飾る。珍しい白花もあるのでよく探し
てほしい。ここから急登となり、ナラ林の中をじっくり登ると突然林道が現れる。この林道は
山の西側を縄沢まで続いている。林道を2回横切り、さらに階段を登ると第一展望台に出る。
先ずは水でも飲んで呼吸を整えよう。
 ここからは気持ちの良い稜線歩きとなりナラや松の中を歩く。木々の切れ間から会津盆地や
西会津の山々が望め、アップダウンを繰り返し第二展望台(太夫岳)に出る。展望はここが一
番いい。振り返ると残雪の飯豊山が近くに迫り、眼下に会津盆地を見下ろし腰を下ろし一本取
りたい。この先はアップダウンがあるものの、散歩気分で気持ちよく歩ける。山頂手前を左に
降りると弘法清水の水場あるが、今にも涸れてしましそうな水量であまりあてに出来ない。
山頂は刈払われていて広く、弁当を広げるのにちょうど良い。山頂から西会津町の軽沢へ向か
う登山道があり、車をまわして置いて縦走する計画も可能となる。
 登り2時間程度と比較的楽な登山なので、夏山シーズン幕開けの足慣らしにと山開きには多
くの登山者で賑わうが、カタクリの開花はいつも山開きより1週間ほど早い。カタクリは別名
片葉(カタッパ)と呼ばれている。よく観察すると葉っぱの片方が先に顔を出す。
 山開きと同時期に、近くの土手や畑等でアサツキが丁度食べごろになっている。採取して行
く登山者もいるようだが、採ったままにしてあるので、その穴を埋めて行って欲しいと言って
いた。それができなければ、採らないでいただきたいとのこと。(S)

2007/08/26 更新

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